由良川ダム
綾部市戸奈瀬 大正14年
京都府北部〜中部を流れる由良川は、古くから
利水・治水が求められていたために、ダムがいくつか
設けられています。京丹波町と綾部市との境にある
この由良川ダムは、大正14年の建築で、
由良川にあるダムの中では一番古く、京都府内でも
数少ない貴重なコンクリート重力式ダムです。
近くには、かつて煉瓦造りの発電所もあったようです
堰堤の高さは15.2m。長さは89.7mあります。
一見したところ、ただの堰に見えますが、ダムの定義である
高さ15mを越えていますので、立派なダムなわけです。
このダムの定義を満たしているもので、戦前のものは
この由良川ダムのみのようです。なお、現在も発電を行っており、
このダムの側に新しいですが、小さな発電所があります。