住友銀行京都支店
中京区烏丸三条 昭和13年(取り壊し)
すでにレプリカになってしまった第一勧銀の隣にあった
大きく立派な銀行。この建物は、日中戦争のさなかに
建てられましたが、物資不足の折でも住友のお膝元の
京都だからという理由で、破格の費用で建てられました。
しかし、2004年12月取り壊しが始まったようです。
下にコラムをちょっと書いてみました。
*住友銀行移転後、しばらく空屋だったのですが、2004年の12月取り壊しが始まりました。
マンションになるということですが、これほどの規模の近代建築は、他地方にあれば確実に
文化財指定されていた物件で、保存運動も起こっていたようですが・・・
第一勧銀と肩を並べて建っていたこの建物が失われたことにより、烏丸三条の名建築は姿を消しました・・・
最近は近代建築や町屋なども見直され、再利用されるようになりましたが、それでも京都という土地柄か
近代以降の建築が他の地域に比べてやや軽んじられているように思います。
京都はここ最近多くの戦前の銀行建築を失っています。そしてまた一つ貴重な遺産を失いました。
○四条烏丸の三菱銀行の建物も取り壊しが決定しているようです。