旧曽木発電所
大口市曽木 明治42年
某企業と周辺地域の電力供給用として建てられた鹿児島でも珍しい
本格的な煉瓦建築です。
湖底から姿を表す5月から9月の間以外は水没しており、
そのため、現在は、煉瓦の壁のみ残っています。
しかし、周辺の環境や建物自体の雰囲気の良さから
鹿児島の建物の中で私にとって一番のお気に入りの建物です。
アップの写真。壁の一部は崩れ、屋根や窓はまったく失われ
土砂が流れ込んでいるにもかかわらず、
建物自体の風格は全く失われていません。
むしろ、良い具合に古色が付き、よりいっそう風格が増しています。
内部から窓越しにダム湖の風景を眺めたところ。
まさに一枚の絵のようで、私の一番のお気に入りの風景です。
こうして眺めていると、ヨーロッパの古城跡にいるかのようです。