旧京都地裁長官舎(旧有栖川宮邸移築御殿)
烏丸下立売角に面する場所にある
旧京都地裁の長官舎だった建物です。
正面に唐門を持ち、奥には立派な御殿建築。
下立売通り側には、長屋門があります。
御殿は、かつて京都御苑内にあった有栖川宮の
屋敷の一部を移築したものだそうです。
下立売通り側の長屋門。
広い敷地と立派な建物ですが、幕末の地図を見ても
この地には何の記載もないことから、明治後に
この地に旧有栖川宮邸の御殿をはじめ
唐門や長屋門等が建てられるかもしくは
別所から移築され完成したものと思われます。
2008年に平安女学院へ売却。屋敷は保存活用される予定になっています。